テニス日記＆ATPマスターズ・カップ

　昨夜は木場公園で、ジャズ・ギター道場のTさん主催のナイター・テニス。19時から2時間、6人でダブルスをした。成績は1勝2敗だったが、レベルがそろっていて拮抗した内容、前回同様非常に楽しかった。

【著者近影、というか今日の僕】　
　
　今日はいつものメンバーでK公園でのテニス。親分のTTさんが北海道ツアー中のため欠席だったが6人で3時間。たっぷりダブルスを楽しめた。実は先週もそうだったのだが最後の15分間は固定ペアによる1ゲームマッチの勝ち抜き戦（挑戦者にサーブ権）をやった。たまたま先週、今週とも尊敬するカズさんとペアだったのだが、なんと全勝。2週にわたって都合15、6ゲーム、一度も落とさなかった。すげー。とにかくカズさんがミスしないし決めるべきところを確実に決めてくれるのだ。彼のような人がペアだと楽である。

　ところで、いまATPマスターズ・カップが上海で行なわれている。実はこれを書きながら、フェデラーvsダビデンコの試合を生放送で見ている。なんとGAORAが全試合完全中継してくれているのだ。めちゃくちゃ有り難い。この試合は今年の最終戦。本年度ランキングの上位8名による、8名しか参加できないトップメントの試合なのだ。出場者は世界ランク1位のフェデラーはじめ、ナダル、ジョコビッチ、ダビデンコ、ロディック、フェレール、ゴンザレス、8位のガスケまでである。すごい…。
　
　予選リーグ（ラウンドロビンという）はゴールド・グループにナダル、ジョコビッチ、フェレール、ガスケが、レッド・グループに残りの4人がいる。各グループ総当りのリーグ戦をやって、上位2名ずつが準決勝に進出する。これだけのメンバーがとっかえひっかえ戦うのだから、毎試合グランドスラムの準決勝か決勝を見ているようなものである。実はかすかに上海行っちゃおうとか考えて、ツアーを検索したりしていたのだが、レッスンもあるので断念したのだ。来年あたり行っちゃいたい。

　今回の大会では、大会3日目までにシード上位の4人がそれぞれ苦杯を舐めている。わがフェデラーは最初の試合で過去10戦全勝のゴンザレスにまさかの逆転負け（6-3,6-7,5-7）を喫している。ナダルも2戦目で、フェレールに今年2度目の敗退。ジョコビッチにいたっては、フェレールとガスケに連敗してしまった。ダビデンコは初戦でロディックに敗れた。

　フェデラーは今年終盤になって、ジュニア時代からの宿敵ナルバンディアン（世界9位でマスターズ・カップ出場ならず）に2連敗しており、今回はどんなテニスを見せるのか注目していたのだが、少しミスが早い感じがする。その代わりというのも変だが非常に攻撃的で攻めが早いようだ。

　この大会を見ていてあらためて実感するのは、「ストロークの時代」なんだなあ…ということだ。出場する全選手が強力なストローク・プレイヤーなのである。たまにでもサービス・ダッシュするのはフェデラーくらいだ。今年の全米オープンで引退表明したヘンマンを最後にサーブ＆ボレーのプレイヤーは絶滅してしまったかのようである。

　もうひとつ、上位の力が非常に拮抗してきている。フェデラー1強時代からナダルとの2強時代を経て、いまは10強時代（ロブレドとかナルバンディアンなどが入るのかな）というか、戦国時代になりつつあるようだ。

　そうこうしている間に第1セットは大詰め、フェデラー5－4リードでダビデンコのサーブだ。なんとかわがフェデラーの勝利を願うばかりである。どきどき…。あ、いまブレークした。ほっ。