SSブログ

僕のギター人生その3 [ギター人生]



【これは2001年10月、ジャズ・ギター道場に入門した頃。右端が宮之上先生、となりにベレー帽の太田雄二(現師範代)、上にギターを持つ田上君、横に僕】


 その頃もちろんビートルズの名前は知っていた。愛読書「少年サンデー」(おそ松くんとオバケのQ太郎が好きだったのだ。伊賀の影丸とかミラクル・エースなんかもよかった)に特集記事も載っていたし…。でも僕の中では「髪の長いバンドより短いバンドのほうが好き」という、なんとも不条理な基準があったのだ。当時は日本もGS(グループサウンズ)ブームが訪れていて多くのバンドが活躍し始めていたのだが、寺内タケシ&ブルージーンズとかブルーコメッツ、ワイルドワンズなんかは短髪組、対してスパイダース、タイガース、ジャガーズ、テンプターズといったところが長髪組だった。で、たぶんベンチャーズが短髪だったから「短髪バンドが好き」ということになったのだろう。友達には「ビートルズはキャーキャー言ってうるさいからキライ!」てなことを言ってたと思う。ほんとはキャーキャー言われてただけなのだが。
 
 で、その年('66年)ビートルズが日本にやってきた。羽田は大騒ぎ、赤坂のヒルトン・ホテル付近には女の子が大集合!ということでマスコミのビートルズ狂想曲が始まり、僕もテレビを観てみることにした。番組が始まると、ドリフターズ(あのドリフである)とか、内田裕也とか、いろいろ日本のバンドが前座で入れ代わり立ち代り出てきて「hear me,Beatles」とかなんとか言って歌っている。それがすんごく長いのだ。亀田のボクシング中継みたいだった。

 で、やっと出てきたビートルズ。会場は嬌声の嵐で拍手さえない。嬌声というより絶叫か?とにかく異様な雰囲気であった。音楽はよく聴こえなかった気がする…。というか、全然曲も知らなかったのでよくわからなかったのだろう。しかし見終わったあと、僕はすっかりビートルズ・ファンになっていた。長髪バンド・アレルギーもすぐ完治。なにが良かったんだか訳が分からないが、とにかく圧倒されてしまった。


 
 それからはもうビートルズ命、子供って単純だなあ。最初に手に入れたレコードは「プリーズ・プリーズ・ミー/アスク・ミー・ホワイ」のドーナツ盤。その次はいとこのお姉ちゃんが買ってきてくれた「イエロー・サブマリン/エリナーリグビー」、その次は「ハロー・グッドバイ/アイ・アム・ザ・ウォルラス」だったかな?とにかく何枚かレコードをGETして、やはり電蓄で聴いて、必死にコピーしたり歌ったりしていた。(つづく)
 
 


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

発見

ブログ発見
新田です
by 発見 (2007-11-18 01:15) 

kon-g

ようこそ!
新田さんも強烈なビートルズ体験されましたか?
by kon-g (2007-11-18 09:50) 

永坂

ロックに目覚めたときには、すでにビートルズは解散してました。
中学の時に一通りビートルズの曲を聴いていました。
今でも、ビートルズは音楽体験の原点として聴いてます。
最近はジャズライブやセッションに行く事が増えましたが、
たまに思い出したように六本木のアビーロードや鶴見のラバー
ソウルへ行ってトリビュートバンドのライブを観に行ってます。
昆先生のライブでもビートルズのジャズアレンジをやってください。
by 永坂 (2007-11-18 17:52) 

kon-g

やはりビートルズは不滅ですね。
今聴いてもちっとも古さを感じませんし…。

ジャズマンもよくエリナー・リグビーをアドリブ中にフェイクで入れたりします。宮之上先生も得意です!

こんど「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」でもやってみようかな。なにかリクエスト曲ありますか?
by kon-g (2007-11-18 19:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。