テニスのお寺 [テニス]
【12月12日 著者近影。ここまではいいのだが…】
昨日は風邪気味なのを押して、いつものメンバーでのテニス。小春日和とはこういうものか、とても温かく風も無い絶好のコンディションで気持ちよくプレイできた。最後から2つめのゲームでカズさんとストロークで40球以上打ち合ったのが印象的だった。ダブルスでポーチを許さずそれだけストロークが続くことは非常に稀である。
さて、最近僕が心がけている点は
●サーブの強化
●リターンの強化
●フォアハンドの強化
●バックハンドの強化
である。つまりほとんど全部じゃないか!?
まあそうなんだが、特に意識しているのはやはりサーブだ。その中でも
1、ヘッドが十分下がってから打ち出すこと
2、左手の降り下げのタイミングを早くして腹のあたりに巻きつけること
3、スイング後に左足でステップ・インすると同時に右足を後ろ方向に蹴りだすこと
4、トスアップ時に膝を折り、少しでも上体を反らせること
などが重要テーマだ。
1が一番大切なのだがこれが一番難しい。2、3、4は意識すればできるが、打っているうちに忘れてしまう。にわとりか!?
2と3はカズさんのアドヴァイス。プロはこうなっている人が多い。カズさんのフォームもこうである。右足を後ろ方向に蹴りだすのは体のバランスを取る意味で重要で、僕のように意識しないと前方向に右足が蹴りだされてしまうのは、腰が折れることを意味している。即ちそれでは体全体のパワーが打球に伝わらないのだ。
リターンについては特にバックハンドのリターンに気を使っている。ダブルスの場合、僕はどちらかと言うとアド・コート(バック側)を守る場合が多いのだが、バックハンドのスライスのリターンをよくカズさんにポーチでひっぱたかれる。これはストローク中でも同様だ。シングルスをやっているときもバックを狙われて短くなったり弱くなったりしてストロークでひっぱたかれ、後手に廻ることが多いのだ。だから最近は、スライスの場合かなりクロス方向にリターンすること。そして打てるときはフラットでプッシュ。あるいは中ロブ気味にフラットで返球するなど、とにかくダブルスならポーチされないこと、シングルなら短く甘くならないことを目指している。
フォアのストロークは左肩の後方までフォロースルーを取ることを意識している。つまり振り抜きを良くしたいのだ。すべての球をこのように振り切るのは不可能だが相手の打球がある程度長いときは振り抜けるようになりつつあると思う。もうひとつ、なるべくオープンスタンスで打つことも心がけている。このふたつはセットになっていると考えることもできる。これらをすすめてシングルスでもチャンス・ボールを決めにいけるようになりたい!
バックのストロークはフラット系の打球を増やすこと。構えて打てるタイミングであればおおよそフラット系で打てるようになってきた。まだまだスピードは不十分だが、スライスを織り交ぜて、そこそこ安定性は悪くないと思う。
【珍しくトップスピン気味のフォロースルー】
などといろいろ技術的なたわごとを書いてきたが、僕なんか全然考えが足らない方である。仲間のサックス奏者、Mさんはずーっとテーマを持って練習し続けている。特にサーブに凝っていて、毎回色々なテーマを持って練習に取り組んでいる。昨日は手首の角度を固定して打つことを心がけていたということだ。トスアップしてから振り抜くまで常に手首とラケットが120度の角度になっているのが理想的だ…と、最近雑誌Tennis Classicの記事で読んだのだが、早速それを実践しているのだと思う。このところファースト、セカンドともにグンと良くなってきている。
何も考えずに豪快に打ちまくっているように見える親分TT氏もサンプラスをさんざん研究したり、ひとりでコートを借りて(!)サーブの練習を黙々とやるような研究熱心さを持っているのだ。「俺の師匠はコルトレーンとサンプラスだ」と常々語っている。
巷にはもっともっと熱心な方が大勢いる。僕が愛読している「電脳網庭球寺 テニスのお寺」というサイト(http://www.ktaa06.com/tbox/index.html)の如空というお坊さんそ(本当は会社員らしい)は、「講堂」というページで技術論を色々と紹介してくれるのだが、目から鱗のような記事が満載である。テニス歴約10年の彼が、コーチからのアドヴァイスをテーマごとにとても分かりやすく解説してくれるものだ。テニスに入れ込んでいる方にぜひお薦めしたい。
テニスはイメージである。と書いたが、テニスは研究、実践を繰り返して初めてうまくなるものである。
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