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猛暑の中でサバイバル・ゲーム [テニス]

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【カンカン照りの日差しの中、逆クロスを放つ筆者】

 日本中猛暑に見舞われた先週金曜日、それでもプチシングルスに参戦してきた。この日の東京の最高気温は31.4度だったのだが、ここ三鷹のコートはハードなんで照り返しが強烈なのだ。卵を割って落とすと目玉焼きができそうな状態である。主催者の杉下選手がご自身と、約1ヶ月ぶりに登場の強豪K選手をシード指名して、クソ暑い中集まった10人によるトーナメントは始まった。

 予選初戦は、テニス歴約3年というM選手との対戦。
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【サービスがかっこいいM選手】
ここはキャリア(30余年)にモノを云わせて(?)5-0(15分マッチ)で勝たせていただいた。

 そして2戦目、K選手との対戦だ。Kさんは32歳だったかな?出れば必ず優勝戦線に絡む、かなり強い選手だ。昨秋はじめて対戦したときは0-2、二度目は3-1で負けている。自ら「自分はフットワークで勝負するタイプ」と言っていたK選手には、その後色々とアドヴァイスをいただいたりして仲良くさせてもらっている。
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【ややスライス気味のサーブに変えてきたK選手】
この試合はサービス・ダッシュを試みるK選手に最初のゲームを奪われたが、0-1からのサービスをなんとかキープ、そして3ゲーム目、40-40からのゲームはドロップショットからお互いネットに詰めてボレー・ボレーの状況になったが、最後にフォアのクロスのボレーが決まってリードした。そして4ゲーム目、30-0の時点でラストのコール。初めてK選手に2-1(15分マッチ)で勝利することができた。これは非常に嬉しかった。足が速く、タフでミスの少ないK選手には、いままでなかなか歯が立たなかったのだ。たしかにこの試合では、僕もわりとミスなくゲームを進められたと思う。しかしそれにも増して、K選手がいつもよりやや攻撃的なスタイルで戦ってきたことがこちらに幸いしたような気がした。

 そして、予選最後の試合は、ここまで2勝同士の杉下選手との対戦だ。ここで勝つことができれば準々決勝を戦わずに済むので、僕としてはK選手に勝たせてもらった勢いで連勝したいところだったが…。
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【杉下選手の安定した両手打ちバックハンド】
試合は一進一退で進んだが、やはり最後は大事なポイントを取られ2-3(25分マッチ)で敗北してしまった。フォアのスライスを多用されたのだが、その中に全然見破れないドロップ・ショットが混じっていて、3ポイントくらいそれでやられてしまった。しかも痛かったのは、次の準々決勝までのインターバルがわずか5分しかなかったことである。

 一服する暇もなく、準々決勝に臨んだ僕の対戦相手は20代前半、現役コーチのH選手。非常に強力なサーブと、フォアのトップスピン系の決め球が凄い迫力だった。
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【バックのリターンを放つH選手】
なんとか食らい付いていって、2-3にしたところで残りは2分半ほど。ここは時間がないので全ポイントサービス・ダッシュで行ってみたのだが、30-30からリターンエースを喰らって30-40となったところでラスト・ポイント…。うーん、残念。で、結局次のポイントも落として2-4(20分マッチ)での敗北となってしまった。僕はハッキリ言ってバテバテだった。ゲーム中何度も「布団かぶって寝たい」衝動に駆られた。あまりにも暑かったので、5分の休憩では体力が回復しなかったのだ。それでも気力を振り絞って戦ったのだが、最後は力尽きた。

 ゲームが終わった後にボヤいていると、杉下さんが「昆さん、僕との試合20分マッチにして10分休んだ方がよかったですか?」と聞いてきた。結果からすれば当然その方がありがたかった。「負けたほうは5分休憩ですぐ試合」と聞いていたので仕方ないが、相手は10分休んだ後の試合だったのだ。ここがちょっと悔しいところではある。もちろん同じ休憩時間をとっていたら勝てたか?と聞かれればそうもいえないが…。

 というわけで、最後の順位決定戦に回った僕は、H選手の友人でこれからコーチになるというKi選手と対戦した。
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【サービスがよく、バランスの取れているKi選手】
この試合は準々決勝が終わってから50分も時間が空いたので体力もバッチリ回復。ストロークも面白いように決まって5-1(20分マッチ)で勝利することができた。

 ところでこのトーナメントの決勝は、準決勝で杉下選手に3-1で勝利したK選手と、H選手の対戦となった。この試合は両者の話し合いで、40分マッチの予定を15分マッチに短縮して行われることになった。つまりそれほど暑かったという事である。K選手もH選手も酷暑の中激戦の連続で、「とても40分マッチを戦う気になれない」…ということだった。
 この試合も拮抗した展開だったが、結局2-2で並んでしまい、エキストラ・1ポイントマッチで雌雄を決することになった。そして最後はH選手のフォア・ボレーがサイド・アウトし、K選手が今回も優勝の栄冠を手にしたのだった。K選手、おめでとう!やはり貴兄のしぶとさは尋常ではありません!

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【めっさアッツイ中、みなさんほんまにお疲れ様!】

 というわけで今回は3勝2敗。この暑さの中で、若い選手たちと充実した戦いができたことは励みになった。しかも優勝者のK選手に初めて(予選ではあるが)勝利することができたのはとても嬉しかった。しかし杉下選手相手にはまたまた連敗記録を伸ばし、やはり大きな壁と言わざるを得ない。また強打タイプの相手には、やはりストロークのエースを取られてしまうようなシーンが目立った。K選手ほどの走力のない僕には、彼のように下がったポジションで拾い捲ることはできない。ならばやはり、短い球を打たされないように気をつけながら、先に仕掛けていくようなスタイルを身につけねばならないだろう。まだまだ道は遠く長い。


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sugi

いつも素晴らしいレポートをありがとうございます!

遅くなりましたが、ホームページからリンクを貼らせていただきましたので、ご確認くださいませ!
   http://www.petitsingles.com/08070199.html

それにしても、この日は暑かった。

そして、悔しかったです。。。
by sugi (2008-07-31 10:49) 

kon-g

リンク確認いたしました。
こちらこそいつもありがとうございます!

K選手は技術はもちろんですが、粘りが素晴らしいですね。
僕との試合では、ダブルフォールトがいくつか出て幸運が転がり込んできた感じでした。

実はsugiさんとの準決勝前にコート脇のベンチで彼に話しかけたのですが、「今sugi選手対策を思い出しているのでちょっと待ってください…前どうやって勝ったんだろう?」と考え込んでいました。

これからも好勝負を期待しています!
by kon-g (2008-08-02 15:07) 

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