サンプル音源第4弾 Answer Me Tonight ＆浅見和寿のこと。：昆　真樹のギター＆テニス人生：SSブログ

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サンプル音源第4弾 Answer Me Tonight ＆浅見和寿のこと。　[ギター] [編集]

【CD収録当日の筆者。photo by M.Asakawa】

今日のサンプル音源は、"The True Colors"の最後から2曲目、「Answer Me Tonight」をお届けします。

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【The True Colors (SuperYasuragiMusic/MKMG-101】
(CDの御注文方法はこちらを御参照下さい。　http://kon-g.blog.so-net.ne.jp/2008-12-01)

　この曲は今年の4月に書いたもので、「宮之上貴昭ジャズ・ギター道場」の師範代を大田雄二や僕と一緒に長年勤め、今年の8月に退任したギタリスト、浅見和寿のために書いたものです。曲のタイトルは”浅見君だからAnswer Me～”というわけではなく、「今夜答えを出してくれ」と切実に思ったあの頃のことを…（うそ）。

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　イントロはウェス・モンゴメリーがBBCのTVに出演したときの「フルハウス」のイメージです。あんな感じのワルツの曲想で、軽快でメロディックなものを目指して書きました。サンプルはイントロ途中からテーマをフルコーラス、僕のソロの中盤までです。この後角井修二の美しいソプラノ・サックスでのソロに続き、洒落た短いオルガン・ソロも出てきます。

　浅見君との出会いはもう6年位前、新宿の京王プラザ・ホテルのラウンジでした。そこで宮之上さんが月に一～二度、ベースとのデュオで出演されていて、会社勤めしていた僕はよく帰りに立ち寄っていたんです。間近で師匠の演奏が観られるし、チャージもそんなに高くなくて、コーヒー一杯で粘ることも可能でした。

　その日はギターを持った見慣れぬ男が僕の指定席、いわゆる「かぶりつき」に陣取っていました。するといきなり師匠が「じゃ、浅見君」と呼びかけ、彼はいそいそとステージに上りました。そして師匠の代わりにスタンダードを次々に演奏…、それが上手いんです。堂々としていて、どんな曲でもさらりと弾いてしまいます。

　演奏を終えた浅見君が席に帰ってきて、師匠に彼を紹介してもらいました。「彼はまだ大学生で、これからうちの道場に入門するかもしれないんだ」と師匠。これは大変なライバルが現れたな…と内心思いました。その頃の僕はまだ師範代ではなく、道場の生徒でした。太田雄二は先輩で、僕が入門する2年以上前から宮之上さんに習っていました。

　てなわけで、それからしばらくして浅見和寿が上級クラスに入ってきました。そのころ僕は師範代に就任したばかりでしたが、自分の受け持つクラスが終わると上級クラスに一緒に参加して、太田、浅見、中村（という物凄くうまい奴がもうひとりいた）各君と宮之上さんのレッスンを受けていたんです。

　才能抜群の若い3人と一緒にギターを学ぶ機会を得て、僕もどエライ刺激を受けました。それから1年半後、大学を中退した彼はさっそく師範代に就任、僕と2人で後進の指導に当たってきたわけです。そして機会あれば「ザ・シハンダーズ」という師範代バンドで何度も共演しました。

【浅見和寿(g),昆　真樹(g) 2004年、北八ヶ岳にてのデュオ】