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予選は大混戦。 [テニス]

 PICT2160-2.JPG【試合終了直後の筆者】

 金曜日のプチシングルス、猛暑の中で14人の選手を集めての開催となった。プチシングルス・ランキング2位のベテランE選手をはじめ、先週準優勝のH選手、先月初優勝したF選手、仕切り役のY選手など、今日も強い人がたくさんいた。ハードな一日になりそうだな。その中でE選手、F選手がシードに、僕はサブシードに指名され、F選手のいる4人の予選グループに入った。ここには先週2-4で負けているH選手もいるのでかなり厳しい状況だ。

 予選緒戦はそのH選手との対戦。彼は20代前半、現役のコーチだ。非常に強力なフラット・サーブ、スピン系、スライス系のサーブを使い分ける器用さと、力強いストロークを併せ持っている。
PICT2154-3.JPG【H選手近影】
この試合ではトスに勝って、珍しくサーブを選択した。なかなか彼のサービス・ゲームをブレイクするのは難しいと思ったからだ。また、漫然とやっていたのでは攻め込まれるだけだと思い、できる限りこちらから攻めに出ることをイメージして戦った。で、一応作戦は奏功し、お互いサービス・キープで2-2となり、残り時間も2分ほどになったところで僕のサーブ。ここで思い切ってサービス・ダッシュを試みた。順調に40-15としたところでラスト・ポイント。最後に一ポイント取れば勝利が転がり込んでくるところだったが、ファーストボレーの次の返球がローボレーとなり、「入れ!」と声を出したものの願いは叶わず、結局2-2(15分マッチ)の引き分けとなった。しかし、僕としては最高にうまく試合が運べたと思う。

 そして2試合目、長身でマンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドにそっくりな21歳N選手との対戦だ。彼も初戦はF選手と引き分けていたので、かなりの腕を持っていることは間違いない。
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【N選手のツイスト・サーブ】
この試合では、ひとつサービスをブレイクされて1-2で彼のサーブ。本格的なスピン・サーブで苦しめられていたのでなかなか難しかったが、わずかなチャンスを積極的に打って出て、15-40とゲーム・ポイントを迎えたところでラスト・ポイントのコール。ここで1本取れば引き分け、取られれば負けである。なんと彼は意表をついて、入れるだけのユルいサーブを打ってきた。僕のミスを誘いたかったのだろう。しかし僕にしてみれば千載一遇のチャンスだ。彼のバックを突いて前に出て、最後はもう一度ボレーでバックを狙うとミスをしてくれた。というわけで辛うじて2-2の引き分けとなった。

 となりのコートで行われていたF選手とH選手の戦いは、3-1でH選手の勝ちとなり、ここまでH選手が1勝1分け、F選手が1分け1敗、N選手と僕が2分けと大激戦になってきた。当然3試合目のF選手との戦いに勝たないと、2名が勝ち抜ける決勝トーナメント進出は難しい状況だ。

 F選手とは過去1勝2敗。初対戦では勝ったのだが、先月彼が優勝したときは惨敗だった。短期間に相当練習を積んだようで、急激に強さを増している。しかしこちらもなんとか先月の借りを返して決勝トーナメント進出を決めたいところだ。
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【F選手のフォアのフィニッシュ】
きれいなフォームのサービスからフラット気味のフォアの強打を叩き込んでくる彼だったが、この試合ではそのフォアにミスが出た。買い換えたばかりのラケットがまだフィットしていなかったのかもしれない。先に2ゲーム連取して、その後1ゲーム落としたが、なんとか逃げ切り。2-1での勝利となった。

 となりのコートでの試合は結局N選手が3-1でH選手を振り切り、N選手と僕が1勝2分け、H選手は1勝1敗1分け、シードのF選手は1分け2敗となり、結局僕はグループ2位で決勝トーナメントに進出することができた。F選手はさすがに悔しそう。
「まさか4位になるなんて…」
気持ちはよーく分かる。しかしこのグループが「死のグループ」だったのだ。新しいラケットに慣れればきっとまた勝ち抜けるはずである。

 得失ゲーム差でグループ2位となった僕は、6人での決勝トーナメントで準々決勝を戦わねばならなくなった。相手は僕が初優勝したときの対戦相手、Y選手である。彼とはここまで5勝3敗1分けかな?最近はやや分がいいのだが、もちろん強敵である。威力のあるサーブとフォアの逆クロスが決め球で、小技も上手い。
PICT2158-2.JPG【はじける笑顔のY選手】
実はこの試合、0-5(20分マッチ)で完敗してしまった。失った5ゲーム中4ゲームは40-40から落としたもので、ここでまたしても勝負弱さが露呈する格好になってしまった。いつもは彼が繰り出す強打が入れば失点、アウトすれば得点というパターンだったのだが、この日は要所をきっちりと締められてしまった。僕はこの試合でふたつ大失敗をやらかした。ひとつはサングラスをバッグに置いてきたこと。もうひとつは彼へのリターンのやり方を忘れていたことである。曇りで始まった試合だったが、すぐに陽が差してきて、サーブ時に太陽が眼に入って打てなくなってしまったのだ。これは不注意だった。やはりコート脇にいつもラケットバッグを置いておくべきであった。リターンについてはただ漫然と返してしまうパターンになってしまった。これは暑さによる集中力の欠如かな。まあとにかく久々の完敗。

 というわけで、最後の順位決定戦に臨んだ僕は、20代のM選手と対戦した。彼は決勝まで進んだA選手との準々決勝で2-3で惜敗していた。スピードがあって、幼少時からテニスをしているだけある本格的なスタイルの選手だ。
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【松坂大輔似のM選手】
トップスピンのサービスで苦しめられ、0-2になったところから少しずつ挽回し、2-2からのゲームを落としたところでタイムアップ。結局2-3での敗戦となった。まあ、僕としてはよくがんばった方だろう。

 そして本日のメインイベント、決勝戦は、M選手、N選手との激闘を制して勝ち上がってきたA選手と、Y選手に圧勝したベテランE選手との対戦となった。この試合はじっくり観戦させてもらったが、2-2からE選手がなんと7ゲーム連取して9-2(30分マッチ)での圧勝、今回もやはり優勝となった。
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【フォア・ボレーを決めるE選手】
準決勝からあまり休憩時間が取れなかったA選手は少し気の毒だったが、それ以上に最年長でありながら、猛暑の中疲れも見せずに全勝したE選手の力強さが目立った。

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【前列右端が準優勝のA選手。暑い中みなさんホントお疲れ様】 

 試合後、Y選手、N選手、E選手、そして紅一点で初級優勝のO選手とともに近所のファミレスで食事をした機会に、いろいろとE選手からお話をうかがうことができ、非常に参考になった。相手を少しでも走らせることを考えながらコースを狙うこと、回り込んでのフォアのストレートはトップスピン気味に…など、多くのアドヴァイスもいただいた。前回初めてお会いしたときも思ったが、僕よりだいぶ先輩のEさんが、20代や30代のバリバリの若手を連破して最強の座を守り続けていることは、本当に頼もしいし、励みになる。次の日には千葉県大会に参戦されるというE選手、すでに結果は出ているはずだが、吉報を待ちたい。


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